時の過ぎゆくままに、その時その時の感じたことをブログにしています。
2008年コンサート ベスト5
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あと1時間ちょっとで2008年も終わろうとしています。
今年のコンサートのベスト5を挙げてみましょう。

1位 ウィーン国立歌劇場 ベートーベン「フィデリオ」
  10月29日 指揮:小澤征爾 神奈川県民ホール
2位 エディタ・グルベローヴァ オペラ・アリアの夕べ
  11月13日 指揮:ラルフ・ヴァイケルト 演奏:東京交響楽団 サントリーホール
3位 ウィーン国立歌劇場 モーツァルト「コシ・ファン・トゥッテ」
  10月21日 指揮:リッカルド・ムーティ 東京文化会館  
4位 ウィーン・フォルクスオーパ シュトラウス「こうもり」
  5月24日 指揮:レオポルト・ハーガー 東京文化会館 
5位 N響ほっとコンサート
  8月3日 指揮:梅田 俊明 NHKホール
次点 ウィーン・モーツァルト・オーケストラ 「クラリネット協奏曲 K.622」
  8月9日 Klarinette:Pierre Pichler 楽友協会黄金ホール ウィーン 
特別 クラリネット・フェスティバル多摩2008 協会ガラコンサート
   8月31日 指揮:山本正治 パルテノン多摩

今年はオペラを聞くぞ、と決めたのと幸運なことにウィーン国立歌劇場が来日したこともあり、存分にオペラを楽しむことができました。
ほかにもたくさんオペラに行きましたし、いつものように都響と読響の定期にもほとんどかかさずに行きました。これらの演奏もすばらしいものがたくさんありましたが、オペラの方が圧倒していました。

ウィーンで楽友協会黄金ホールに行けたのもよい思い出になりました。期せずして演目にK.622があったのにはびっくりしました。ソロはこのオケの首席奏者が、上着だけ着替えて吹いていました。これがうまいこと!! もちろん、楽器はエーラーでした。

クラフェス最終日の協会ガラは、実行委員会アンサンブルに私も乗りました。有名な奏者といっしょに演奏できてとても感激でした。

来年もよいコンサートにはかかさずに行こうと思っています。2009年もよい年になりますように。
Posted by : 春野おがわ | 音楽 | 22:50 | comments(0) | -| - |
合宿といえば何を思い浮かべますか???
合宿といえば何を思い浮かべますか???
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合宿といえば、中学時代の吹奏楽部の合宿です。この思い出は一生忘れないでしょう。またこれを超える合宿ももうないでしょう。

中学1年の時、貸し切りバスに乗り、楽器を積んだトラックを数台引き連れて100名近い吹奏楽部は合宿に出かけました。場所は黒姫山の中腹にある「ロッジ香風山荘」。冬はスキーロッジとして営業していたものが夏はお客もなく遊んでいたのです。まわりには何にもありません。

テレビもない、ラジオもない、新聞も生徒には無縁という環境でひたすら練習をしました。練習は屋外です。毎日朝食が終わると麦わら帽子をかぶり楽器と椅子と譜面台を持ってロッジのまわりの白樺林に場所をみつけて練習を始めるのです。個人練習、パート練習、全体の合わせと進んでいきます。
朝食と夕食は覚えているのですが、昼食はあまり記憶にありません。

白樺林といっても下は藪ですので、虫さされが多く「金冠」は必需品でした。漆の木に触ってかぶれてひどい皮膚になった人もいました。
昨年36年ぶりに思い出の地を訪れたことは昨年のブログに書きました。とにかく懐かしく、しばらくはその場を離れがたかったです。ロッジも個人の別荘に変わっていましたが、健在でした。

たった1週間の合宿がどうしてこんなに鮮明に脳裏に焼き付いているのでしょう。13歳になって中学校に入り、吹奏楽部でクラリネットと出会い、無我夢中で練習し、1年からレギュラー候補、当然1年生には難しい課題曲と自由曲。いま思うとよくもあんな曲を吹いていたものです。中学校の思いでは吹奏楽ばかりです。

合宿の最終日はアンサンブルの発表をしました。ロッジの狭い食堂で各パートが発表をするのです。その時吹いた曲が「グリーンスリーブス」です。バスクラを吹くK先輩が事前に丁寧に教えてくれました。1オクターブ低く吹く後をついて懸命に吹いたのを覚えています。その後高校でもK先輩はバスクラを吹いていました。高校がわざわわざ先輩のために購入したのだとあとで聞きました。

合宿の場所は翌年から市内の山間部の中学校寄宿舎にかわりました。それはそれで思い出があるのですが、まわりは田んぼで中学校の音楽室と変わらぬ暑さで、黒姫山の高原とは比較にもなりませんでしたが、屋上から見る夜の星はきれいでした。

夏になると中学時代の吹奏楽部の合宿を思い出します。もうあのときには戻れません。
でも記憶の中には10代のままの私がいて、鮮明にあの合宿は続いているのです。
いっしょに合宿した先輩がすでに2人も自ら命を絶っています。謹んでご冥福をお祈りしたいと思います。



Posted by : 春野おがわ | 音楽 | 23:58 | comments(0) | -| - |
ウィーン・フォルクスオーパー 『こうもり』
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これはこっちのブログでも開示しよう(内容は同じだよ)
ちなみにフォルクスはドイツ語で「市民」オーパは「歌劇」。すなわちウィーン市民歌劇場のオペレッタ公演ということ。『こうもり』は本当に楽しいオペレッタです。会場とのアドリブも笑えます。

土曜日に文化会館でウィーン・フォルクスオーパーの「こうもり」を見てきた。本物のウィーンのオペレッタで前からずっと見たいと思っていたので、昨年からとても楽しみにしていた。ご存じヨハン・シュトラウスの傑作で、ご当地ウィーンでは年末に好んで上演される作品だ。日本でオペラ鑑賞は高いものにつくが、今回も安くはなかった・・・。席は4階Lで偶然にもいつも都響公演をみている自分の席の一つとなり、金額は都響会員価格にくらべて10倍以上。まあ、でもいいや、待ちに待った公演なのだから。フォルクスオーパーは9年ぶりの来日である。

まず、観客がいつもの文化会館とは違う。皆着飾っている。品の良い老夫婦や上品な親子連れが多い。若いカップルもおしゃれをしている。そうそうこの感じ。オペラは見る者もそれなりに畏まらなければならないのだ。開演のアナウンスとともに非常灯も含めてすべて消されて会場がしんとして真っ暗になる。そして、序曲の始まり。うーーん、ウィーンの音だ。すばらしい。

幕があくとそこにはアイゼンシュタイン家の居間が現れる。今回の衣装はエヴェリン・フランクのオリジナルに基づくとのことで、まさに本物。19世紀のウィーンにタイムスリップしたようだ。24日だけ出演者が違うようで、ロザリンデもアデーレもアイゼンシュタインもパンフレットに載っている看板歌手とは違っているが、私にとってはこれがまた最高であった。オルロフスキー侯爵はヨッヘン・コワルスキーでアルフレートはルネ・コロでこれは代役なし。

第1幕と第2幕の間は、ロビーでのんびりとビールを飲む。他の人はビールなんか飲んでいない。ワインが多かったかな。第2幕のあとの休憩はいっきに1階に駆け下りてオケピットに近寄る。楽団員も休憩中なので、1stCla.も2ndCla.も楽器が無造作においてある(スワブが通してないままのもあったのでちょっと楽器がかわいそう)もちろんエーラーで、B管と少し小さな楽器、楽譜を見るとinBとinCの記載があったので、これはエーラーのC管だなと妙に関心してしまった。「こうもり」のCla.パート譜を見られたので大満足。

オペラの中身を書かないかのかって・・・、いいに決まっている! そんなこと書いていたらとんでもなく長いブログになってしまう。今年前半の珠玉の公演と言って良い。いや今まで日本で見たすべてのコンサートで一番良かったと言ってもいいくらいだ。 さて、10月にはウィーン国立歌劇場が名歌手を揃えて来日する。指揮はムーティ。モーツァルトの「コシ・ファン・トゥッテ」を上演することが決まっている。もちろん、こちらもうんと高い料金を払って席を確保済み。今年の後半もウィーンの音楽を楽しめそうだ。ちなみに「コシ・ファン・トゥッテ」はムーティが一番好きなオペラというのは周知の事実である。小澤征爾の「フィデリオ」も狙っているのだが、お金が続くかどうか???



Posted by : 春野おがわ | 音楽 | 06:17 | comments(0) | -| - |
長崎で喜波貞子展を見る
長崎出張の合間に久しぶりにグラバー園に行ってみる。
旧リンガー住宅の前に行くと中から「マダム・バタフライ」のアリアが聞こえてきた。
「喜波貞子の生涯展」と入り口にある。さっそく覗いてみる。

キワ・テイコとはいったい誰なのか。
各部屋の展示をみていくうちにそれは今世紀はじめにオペラ「蝶々夫人」役でヨーロッパで名を馳せたオペラ歌手「喜波貞子」であることがわかる。そういう人がいたことは知っていたが、恥ずかしながら名前さえ知らなかった。日本ではあまり知られていないらしい。

喜波貞子は1902年(明治35年)11月20日、横浜に生まれた。母方の祖母が日本人(この祖母が”キワ”という名前のため喜波と名乗ったらしい)、祖父はオランダ人で、父親はオランダ人商人だった。彼女は実はクォーターである。1920年、18歳の時に日本からミラノに渡り、声楽のレッスンを積んだ後、1922年、「蝶々夫人」のリスボン公演にマダム・バタフライ役でデビュー、以後、ヨーロッパで次々と公演を行い、有名になった。後にやはりオペラ歌手だったポーランド人ラヴィタ・プロショフスキーと結婚し、戦後はニースで暮らした。1983年にニースで亡くなっている。
夫を亡くした晩年、「日本には帰らないのですか?」との質問に「もう、日本に帰っても知っている人が誰もいないのです。」と語ったということが最後の部屋にかかれていた。

クォーターでありながら、18歳までに日本で身につけたことを生涯守り通し、日本人以上に日本人らしく、他を寄せ付けない完璧な「マダム・バタフライ」であったと言う。リンガー邸で流れたいたその声の美しさは、何十年も前のものとは思えないほど素敵な声だった。
今年はオペラを聴くぞときめているが、「マダム・バタフライ」もどこかでやらないかな。


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Posted by : 春野おがわ | 音楽 | 09:32 | comments(0) | -| - |
第16回 クラリネットアンサンブルのたのしみ 終わる
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うちのアンサンブルにとって年に2回の貴重な発表の場のひとつ、クラリネット協会主催の「クラリネットアンサンブルの楽しみ」が昨日開催された。

早いもので今年は3回目の出場となった。
このイベントは師匠の野崎先生が、協会のなかで楽しいアンサンブルのコンサートを主旨に提唱し始まったものだが、16回目を数える息の長い催しとなっている。

小編成のトリオから100名を超えるクラリネットオーケストラまで、様々な編成のアンサンブルの演奏が、半日間にわたって繰り広げられる。クラリネット吹きにはたまらない祭典で、今年は来場者も昨年より多く例年以上に楽しいコンサートになった。

われわれは少し古参になったのでリハの時間が遅くなったのだが、運営スタッフに指名されていたので、8:45集合で朝から働いた。演奏は10分だけだが、お仕事の方はたっぷりある。お手伝いの合間に演奏するという表現の方がぴったり。今回は直前まで本番前の緊張がなかったのだが、さすがにステージ袖ではのどがからからになった。

この催しはコンサートも楽しいのだが、なんと言ってもその後の懇親会がまた楽しい。
今年は懇親会への参加者もいつになく多く、会場は最後まで盛り上がっていた。
その後はこれも恒例の二次会。二次会も多くの参加者を得て、あちこちで何回も「乾杯」が繰り返されていた。

今年は同じ社会人のアマチュア・アンサンブルの人たちと親しくなることができてとても愉快な1日であった。
いつも翌日は二日酔いで頭が重いのだが、とても大きな満足感があったせいか不思議にそれほどつらくない今朝であった。

次は3月のアンサンブル・コンクールと協会の総会が待っている。

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Posted by : 春野おがわ | 音楽 | 10:28 | comments(0) | -| - |
都響定期公演中止 10月23日 東京文化会館の都合
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先日都響から手紙があり、10月23日の定期公演が中止になったとあった。中止であるのでその分の料金は返却されるとの事。この日は小林研一郎指揮でスメタナの『わが祖国』で、Bシリーズには同じ公演がないので残念だ。

中止の理由は、東京文化会館によるダブルブッキングとの事。まさか田舎の市営ホールではあるまいしと思いつつ、舞台装置の関係で優先上演されることになったウィーン国立歌劇場の公演の情報はないなと思っていると、昨日NBSニュースによる特報が届いた。きっと都響との調整が済んだので案内を出したのだろう。

ムーティの指揮で『コシ・ファン・トゥッテ』や『フィデリオ』などを上演するとのこと。これはかなりの人気が出そうだ。ニュースの演出のところに写真入りで解説があった。「回り舞台を駆使したスピーディーで洒落た演出!」なるほど、日本でやるオペラは本国より装置の手抜きをしたものが多いようだが、そこまで凝るとなると一端設置した舞台装置をはずすのは大変だろう。

都響が聞けなくなったのは残念だが、是非ウィーン国立歌劇場も聞きにいこうと思った。今年はオペラづいている。


Posted by : 春野おがわ | 音楽 | 12:51 | comments(0) | -| - |
音楽ブログランキング 50位入り
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先日登録をしておいたら何と50位入りしてしまった。といってもすぐに上下する模様。
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Posted by : 春野おがわ | 音楽 | 10:23 | comments(0) | -| - |
プラハ国立歌劇場オペラ 魔笛
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1週間遅れになるが、先週の火曜日15日に文化会館に魔笛を聞きに行ってきた。文化会館の4階はおなじみの席だが、今回は5階席。そのかわり見やすいように正面席をあえて押さえた。5階となるとオペラグラスならぬ私のニコンの双眼鏡(実はこの双眼鏡は、長野オリンピックでバイアスロン競技の的への命中を見るために購入したもの)は威力抜群で、まるでNHKのテレビを見ているように歌手のアップが拝める。

さてさて、今回の演出の特徴を少しばかり。まずオペラなのに幕がおりないところが変わっている。最初から舞台にはえんじ色の衣装を着た15名ほどのバレエダンサーが屈伸などしている。はてこの人達は何の役なのかと思いめぐらせていると、序曲が始まり曲に合わせて華麗に踊り出す。そのまま第1幕へと進んでいく。この15名ほどのダンサーは、日本で言うところの「黒子」のような役回りで、歌手のじゃまにならない程度に動き、ステージの袖で演出の手伝いなどもする。

魔笛というとドラゴンのような怪獣がまず冒頭に出てくるのだが、今回は天井から紐で釣った大きな大きな布がふんわりと舞い降りてきて怪獣の役割をする。そのあと、この大きな布はありとあらゆる演出の道具となり、照明を浴び、映写のスクリーンになり、最後にはカーテンコールのカーテンの役目さえ果たしてしまうのだ。大がかりな舞台装置がない今回の舞台なのだが、この布が万能の役割を演じていた。

歌劇場オペラ管弦楽団はというと管はフルメンバーだが、いかにも弦楽5部は人数が少ない。やはりオペラは管弦楽より歌なのだろうか?来日初日ということもあり、メンバーは長旅でお疲れのようで、ファゴットはオーバーランする。クラもリードが合わないようで少し薄い音色。全体的に不揃いな印象をもってしまった。歌手が主役のオペラのこととてオーケストラピットの管楽器奏者は適当に離席して休憩していた。クラは第1幕の途中で引っ込み、第2幕にバセットを持って登場してきた。こんな動きがみられるのも5階席だからで、結構みていて楽しい。双眼鏡で歌手をみている人は沢山いるが、オケを観察しているのは私くらいだろう。

肝心の歌だが、第1幕は初日のせいかあまりぱっとしなかった。夜の女王の1-4のアリアもいまいちだった。歌手はエレオノーレ・マルゲールという気鋭のソプラノ。休憩のあとの第2幕は調子がでてきたようで、打って変わってよくなり、2-14の夜の女王のアリアはそれはすばらしく会場から大きな拍手が湧き起こった。マルゲールが歌うのは15日と16日だけらしいので、運が良かったようだ。

演出で変わっていたところをもう一つ。魔笛だから魔笛の旋律が全編に出てくるのだが、通常はオケピットでフルート奏者が歌手の振りにあわせるところ、今回はモーツアルト風のきれいな衣装を着た奏者が木製のフルートを舞台上で歩きながら吹いていた。じゃまになりそうな感じだが演出がうまく全く違和感なくみることができた。

会場は大入り満員と言いたいところだが、4階席、5階席がぎゅうぎゅうの満席なのに比べ2階席や3階席はほとんど空席という状況だった。ま、日本でオペラというと料金が高いので、良い席は売れ残って当然なのかもしれないが、ちょっと寂しい気もした。でも、隣の人は夫婦で見ていたし、前の席の男性二人もオペラ好きのようで、最後に歓声を飛ばしていた。

今年は何回かオペラを見に行こうと思った次第である。

Posted by : 春野おがわ | 音楽 | 23:15 | comments(0) | -| - |
私の履歴書 アラン・グリーンスパン氏のクラリネット
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日経新聞でグリーンスパン前FRB議長の『私の履歴書』が連載されている。
本日の掲載に、氏がクラリネットの愛好家であったことが書かれている。
ベニー・グッドマンに影響を受け、ジャズに傾倒していったとのこと。また、グレン・ミラーとの思い出も書かれている。

ところで、「昔はクラリネット、ベース・クラリネット、フルート、そしてサックスを吹いた〜」と書かれているが、”ベース・クラリネット”とはなんだろう。
たぶんBass Clarinetのことだろうが、米国ではbaseと同じ発音をするので間違いではないだろうが、訳す際は日本で一般的に使用している”バス・クラリネット”として欲しいものである。

私の履歴書で外国人執筆の場合、ときどき翻訳でおかしいなものを見かけるが、極力気をつけてもらいたいと思った次第である。
Posted by : 春野おがわ | 音楽 | 11:57 | comments(0) | -| - |
年末年始 コンサート三昧 N響・ベルリンフィル・ウィーンフィル
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新年あけましておめでとうございます。
今年は戊ねの年で、土とねずみの相性はよく活発な動きがあるとのこと。年末から年始にかけてテレビではクラシックのコンサートがたっぷり見られるのも年末年始のよいところ。

31日はN響の第九がドキュメンタリーも交えて放映されていた。合唱で参加する国立音大の学生を本番まで追いかけたもの。ライブでも26日に都響の第九を聞きに行ってきたが、年に一度のこの第九にはプロの合唱団がそんなにあるわけでなく、音大生や音大声楽科を卒業したOBなどによる合唱団が動員されるようだ。都響の時も知人のMさんの同僚が会社を早退して出演していたらしい。

第九のあとNHKのクラシック・ハイライトが終わったあと、チャンネルをひねるとMXでカラヤン生誕100年記念のコンサートをやっていた。少し古い映像ながら1987年のウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートの貴重な映像をみることができた。少し早い新年の気分に浸る。

さて、新年を迎えて1:15からはベルリン・フィルのジルベスター・コンサートがベルリン・フィル・ホールから衛生中継で流れてきた。「ジルベスター」はドイツ語で大晦日(Silvester)の意味であり、ドイツではベルリン・フィルが毎年行っている。日本では新年でもドイツはまだ大晦日、大きなホールも満席である。ところどころに着物姿の日本人も見える。今回はロシアの作曲家特集で、ボロディンやムソルグスキーの曲が演奏される。クラのベンツェル・フックスの聞き覚えのあるきれいな音が響いていた。このドイツの放送局のカメラワークには舌を巻いてしまった。指揮譜をみてスイッチングしているのではないかと思うくらい、ぴったりとその場にあったパートにカメラに向く、寄りがあったり、引きがあったり、カット替わりも早くまさに精緻な職人芸。NHKのカメラマンももっと見習うべきである。

朝起きてテレビのスイッチを入れるとチャネルがBS2のままだったので、たまたま「響け!吹奏楽」をやっていた。静岡県の職場吹奏楽団が取り上げられていた。楽器を吹き始めたころのわくわく感というところに同感してしまった。これはおまけ!

夜は元旦の定番、ウィーン・フィルの「ニューイヤー・コンサート」の衛星中継である。今年の指揮はフランスのジョルジュ・プレートルである。なんと御年83歳という。曲もフランスを意識をしたもので「ナポレオン行進曲」、「パリのワルツ」やオッフェンバックの「天国と地獄」のメロディを使った「天国と地獄カドリーユ」など楽しいものが多い。他にも中国やインドものもあり、多国籍である。
ニューイヤー・コンサートでいつも思うのだが、メンバーは昼の礼奏である。すなわちディレクターズ・スーツの昼用、黒上衣に縞ズボン、グレーまたは白黒のネクタイにグレーベスト、決してタキシードに黒ボータイではない。このへんの正しい礼奏にも見入ってしまう。お昼前のコンサートに夜の礼奏をするのはおかしいのである。まさに正統派。

今年のアンコールは、欧州のサッカー選手権が今年オーストリアで開催されると言うことで、「スポーツ・ポルカ」。メンバーは全員チームカラーのレイをかけて演奏する。コンサートマスターが客席に拍手を求めるとプレートルがすかさずイエローカードを胸から出して提示するなど、いつもの面白い演出が見られた。
続いて、おきまりの「美しく青きドナウ」と「ラデッキー行進曲」で熱狂のうちにコンサートは終わった。

会場にはやはり着物姿の日本人がちらほらと見えた。このウィーン・フィルのニューイヤーコンサート入場券は、100万円近くの大変なプレミアムがつくと聞いているから、かなり幸運な人たちなのだろう。
いつも思うが、いつかは元旦に楽友協会でライブで聞いてみたいものである。

早くもなく遅くもなく、丁度よい早さで今年も着実に歩んで行きたいと思う。よい1年にしたい。

Posted by : 春野おがわ | 音楽 | 22:14 | comments(0) | -| - |
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