時の過ぎゆくままに、その時その時の感じたことをブログにしています。
八潮の潮路の果てに 第一期海軍予備学生の記録 田中知之
JUGEMテーマ:読書


家に帰ってきたら本が届いていた。だれからかと見たらなんと田中さんからだ。ついにできたのだーーー。
彼が旧海軍の予備学生の研究をこつこつと進めていたのはもう20年も前から知っている。
NECに入った時に自社のワープロを買い原稿を書き始めたのもよく知っている。

すばらしいハードカバーで400ページ近い労作である。これからじっくりと読ませてもらおう。彼が常々語っていたことが1冊の本に凝縮されたのだ。

彼と初めて会ったのは1979年(昭和54年)のことだった。もう30年近くも前である。共通の友人Hの紹介で、海上自衛隊の展示訓練が終わり横須賀から六本木に繰り出した時だった。
あのときに乗っていたは「あまつかぜ」だった。もうかなり前に除籍になり、もしかしたらもう解体されているかもしれない。まだあの当時は新鋭のミサイル護衛艦だった。

それからというもの、展示訓練にどれだけいっしょしたか。最近では3年に1回の観艦式になると前後半年くらいは情報交換をし、艦に乗るのを楽しみにしている。
彼が居なければこれだけ海に執着することはなかっただろう。

さて、どんなお祝いをしてあげようか? これは快挙である。
是非、ご一読あれ。

Posted by : 春野おがわ | 読書 | 00:52 | comments(0) | -| - |
クラシックBOOK 飯尾洋一
なんと半月もブログを書いていなかった。
そうなんです。忙しいのです。
ほぼ毎日12時前後の帰宅です。
これが、クラリネットの練習で遅くなるならストレスないのですが、仕事だけだったりするので、結構疲れます。

さて、新宿のP社に行く途中の本屋で飯尾洋一の本を買いました。
ぱらぱらとめくって作曲家のことが書いてあったので、面白そうだと思いました。
あたりです。リュリから今ブルックナーまで来たところです。

この種の本は、やたら難しく書く人が多い中、飯尾さんは本当に分かり易く書いています。それぞれの作曲家のことがすっきりと理解できるとともに著名な曲も書いてあるので便利です。もっと嬉しいのは、音楽用語が丁寧に脚注で解説されていることです。
手元において辞書的に使うこともできるでしょう。

ところで、奥付が2月25日2刷になっているのですが、三笠書房ちょっとやり過ぎですね。
今日はまだ8日です。初刷でも20日になっています。私の本では10日くらいしか遅らせませんでしたがね・・・。

巻末に作曲家占いというのがあって、早速やってみました。
 愛は地球を救う ハイ
 新しいもの好きである ハイ
 秩序より自由が大切 ノー
 旅が好きである ハイ
タイプCへ
頁をめくると あなたは「モーツアルト」さんです。
うれしーーーーい。
やっぱり私はモーツアルト向きなんだ。
ラッキークラシックは交響曲41番「ジュピター」とのこと。
これもあたっているな。なんかとっても嬉しくなる本です。

ちなみ茂木大輔氏選曲による名曲ミニCDもついています。文庫本なのに贅沢!
Posted by : 春野おがわ | 読書 | 00:25 | comments(0) | trackbacks(6)| - |
大正天皇と恋歌
丸谷才一によると大正天皇は、一般にいわれているような人物ではなく、かなりの文化人だったらしい。
特に和歌や漢詩をよくして、知る人は知る才能だったらしい。

しかしながら恋歌が一首もないのが不思議だが、これは明治新政府の中心をなした薩長の重臣の武断派が「帝王は柔弱であってはならない」として恋歌を作ることを禁じたためとのことだ。

あまり文化的な背景のない辺境国の薩長が俄普請の新国家を作る際にかくも野蛮な行いをしたのである。

こんな話を改めて読むと私の薩長嫌いはますます強くなるのである。
Posted by : 春野おがわ | 読書 | 01:09 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
浅田次郎 霞町物語
浅田次郎の短編集を読んで、ブログにも書こうと思って忘れていた。

多分浅田次郎の若かりし頃を題材にした物語集なんだろう。
彼は私より6歳年上、でも物語にでてくる東京はうんと都会。
私の高校時代でもまだまだ田舎はこんなに都会じゃなかった。

短編のなかで、霞町物語夕暮れ隧道卒業写真が特に印象に残った。
彼の家は写真館で、おじいさんは本当に写真家だったのだろう。
でなければ、あんな細かい写真館の描写や古いカメラのことは書けないと思う。

写真館は田舎の町にもあった。そこだけは私の高校時代と重複する。
その写真館には年を取った番頭さんがいて、丁度物語にでてくる彼の祖父と同じくらいの年だった。
私が写真を撮りにいくといつも馬鹿丁寧に迎えてくれたことを覚えている。
口癖のように「私にはぼっちゃんのような元気の良い写真はとても撮れません。」という。

しかし、番頭さんの取った写真は顔の表情が生き生きしていて、なかなか他の人にはこんなにうまくは撮れまい。かなり腕が良かったのだ。

没落華族のお嬢様ならぬ、没落地主の孫。伯母、母ともにいつも戦前の華やかなりしころの話をしていた。身近に没落していく人を見たところは同じかも知れない。
なんとなく懐かしく、そして悲しくなる短編集だった。
Posted by : 春野おがわ | 読書 | 00:59 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
オーケストラ楽器別人間学
茂木大輔さんの「オーケストラ楽器別人間学」の新潮文庫をみつけて即購入した。バンドジャーナルの連載は毎号かかさず読んでいるので、文庫があったなんて興味津々。

読み始めてもう抱腹絶倒、笑いが止まらない。特に「楽器別デートマニュアル」は最高! もちろんクラリネットのところですよ。

特定のクラ吹きの女性を思い浮かべてしまった。(このブログ読んでないよね・・・・。ちょっとやばいかな。)
本当に時々退屈そうに手でいたずらしたりするんだなーー。

茂木さんの洞察力に脱帽。
特に管楽器奏者の方、まだ読んでない方は是非ご一読を!

Posted by : 春野おがわ | 読書 | 14:28 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
愛の流刑地と半落ち
渡辺淳一による日経新聞連載「愛の流刑地」は警察での取り調べ最中の場面。もう電車の中で隣の人を気にしないで読める場面だ。

そんなこともあって横山秀夫「半落ち」を文庫で買った。こちらも警察での取り調べシーンがふんだんにでてくる。まだ読み始めたばかりだが、どんどんのめり込んでいく自分がわかる。

他にやらなきゃいけないことあるんだけどなーーーと思いつつ。経営書を続けて読むのが苦痛に感じる今日このごろ、たまには小説もいいもんだ。
Posted by : 春野おがわ | 読書 | 12:57 | comments(1) | trackbacks(1)| - |
高野登著”サービスを超える瞬間”を読んで
亀田総合病院の山田先生お薦めの書「リッツカールトンが大切にするサービスを超える瞬間」をやっと読むことが出来た。
山田先生からはずいぶん前に推薦をいただいていたのだが・・・・。

この本を読むまで、リッツ・カールトンは単に高級ホテルの一つぐらいにしか考えていなかったが、大きな間違いであったことがわかった。
こんなにすばらしいホテル、いや職場、いやサービスがあったのだ。
このような環境で働ける人はすばらしいいと思う。と同時にだれもが同じ事をすることは可能なのだ。できないのではなく、やっていないだけなのだ。

著者の高野さんは本の中で「歯医者がリッツ・カールトンのライバルになった?」と書いている。この視点、すばらしいサービスを提供するところは同業他社でなくてもライバルであるとするところが非凡である。
常に患者さんのことを考え、先進的な発想をする山田先生が鋭く反応するはずである。

およそ今まで患者さんを顧客と考えてこなかった医療界においては、これからこういう発想がどんどん進んでいくのであろう。それにしても例のあの産業でこのような考えが普及するのはいつになるのだろうか?
Posted by : 春野おがわ | 読書 | 00:38 | comments(2) | trackbacks(0)| - |
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