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アレッサンンドロ・カルボナーレ クラリネットイサイタル ピアノ:黒田亜樹
とっても楽しいリサイタルだった。
2005年国際クラリネットフェストで来日したカルボナーレの演奏を聴いて、ただただ感心したのだったが、あの感動がよみがえってきた。それどころか新しい感動を覚えた。

前半1曲目ははシューマンの幻想小曲集。周りの女性クラ吹き達に人気の曲だがカルボナーレのテクニックにより感情豊かに演奏された。ピアノの黒田亜樹もとっても良い。
2曲目はガーシュインの三つの前奏曲。カルボナーレのジャジーな演奏は初めて聞いたが、彼にかかると本当に楽しい。同じクラリネットなのに全く違った音色になるで不思議だ。
前半最後の曲は、ヴェルディの「椿姫」の旋律による演奏会用幻想曲だった。この曲は、丁度2005年のクラフェス会場で発売されたCDに入っている。CDを購入した人にカルボナーレが会場でサイン会を開き長蛇の列ができたのを覚えている。もちろんその場で私も購入し、あれから2年繰り返し聞いている。今回はリサイタル前から楽しみにしていたが、全く期待を裏切らない、すばらしオペラの演奏だった。

休憩時間には、あちこちでクラ協関係者に出会う。この段階で演奏会後の流れがなんとなく見えたのは言うまでもない。

後半田村文生の現代音楽にはじまり、再度ガーシュインによるヴァリエーション・コレクション。これは前半以上にジャジーで楽しく、カルボナーレはクラシックだけではなくいろんなジャンルの曲ができるオールマイティな奏者だということがよく分かる。悪くない。ノリもいい。
最後はフランク・ザッハの小惑星3834番で、プログラムを見ると何か思わせぶりなことが書いてあるので楽しみにしていたところ、なんとカルボナーレがクラを吹きながら会場を隅から隅まで歩き回った。しかもとっても早いパセージを吹きながら、時々おどけてみせるのである。
2005年のクラフェスの時もトッププレーヤ達がクラリネットポルカを吹きながらポルカを踊る場面があったが、こういうユーモアがまたなんともいい。
それだけで終わるかみ見えたが、まだまだ。ステージに戻ったカルボナーレが演奏しているとホイッスルの音がする。なんとピアノの黒田亜樹がホイッスルをくわえてピアノを弾きながら客席に向かって時々吹くのである。これには隣にいたHさんと顔を見合わせて笑ってしまった。
これで終わるわけはなく、極めつけはカルボナーレがクラリネットを吹くのをやめ、ポケットから小さな笛を出して吹き始めたのだ。これには会場が大いに湧いた。

いろんなリサイタルに行くが、こんなに内容が充実していて、満足感のあるリサイタルは始めただった。秋にはまた同じコンビで演奏会があるらしいので、是非また聞きにいきたい。
感動醒めやらぬクラ協のいつもの面々とそのあといつものように飲みにいったのだった。
Posted by : 春野おがわ | 音楽 | 00:23 | comments(0) | -| - |
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